黒酢には、とても多くのアミノ酸・クエン酸が含まれています。
アミノ酸とは
アミノ酸とは、皮膚、毛髪、爪、血液など、人間の体のあらゆる組織を構成する最小単位です。人間が生きていく上で必要なアミノ酸の数は20種類あります。そのうち、人間の体の中で生成できる12種類のアミノ酸を「非必須アミノ酸」といい、体内で生成できない8種類のアミノ酸を「必須アミノ酸」といいます。
※ 厳密に言うと、必須アミノ酸のうち、トリプトファン、メチオニン、リジン、フェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニンの8種類は体内で生成できませんので「完全必須アミノ酸」、ヒスチジン、アルギニンは体内で作られますが、幼児の急速な発育に欠かせないということで「準必須アミノ酸」と呼ばれ、必須アミノ酸に加えられる事が多い、ということです。。
アミノ酸の主な効果
アミノ酸の効果を大きくまとめると、以下のようになります。
スタミナアップ効果!
筋肉の材料となったり、興奮物質を分泌させ、疲労を回復させる。
アスパラギン酸、フェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、グルタミンなど。
ダイエット効果!
脂肪分解をするホルモンを構成したり、脂肪肝を防止する。
リジン、アルギニン、プロリン、スレオニン、アラニン、ヒスチジンなど。
スキンケア効果!
皮膚の原料となり、美肌効果をもたらす
プロリン、システイン、セリン、グリシンなど。
能力アップ効果!
脳の神経細胞や神経伝達物質の原料となり、脳を活性化、集中力をアップ
トリプトファンなど
クエン酸とは
クエン酸は、柑橘類に多く含まれている酸です。身体の中では、エネルギーを作る中心的な役割を果たします。
このクエン酸が体内でエネルギーを作る仕組みを「クエン酸回路」と言います。
体内に取り込まれた栄養は、それぞれブドウ糖、アミノ酸、グリセリンと脂肪に分解・消化されます。それら分解・消化された栄養分は、各細胞内でさらに他の物質に変えられ、クエン酸回路へ取り込まれます。この時、回路が順調に回転していれば、この回転によってエネルギーが生み出されていきます。そして最終的には炭酸ガスと水になって身体の外へ排出されます。
クエン酸回路が順調に働くことによって、体力、活力の増強や殺菌などの効能が期待できます。逆に言うと、クエン酸回路がうまく働いていないと、エネルギー分解の途中で出る、乳酸等を再度エネルギーに変えることが出来ず体に滞ることで、体疲労回復が遅れることになります。 その酸化物を最後まで燃焼酸化させるのがクエン酸なのです。
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